Fortinet社が提供しているエンドポイントセキュリティソフトウェア「FortiClient」
そんなFortClientでVPNサービスを利用する際、うまく接続できないという口コミが多くみられます。
その原因はどこにあるのでしょうか?また解決方法はあるのでしょうか?
今回は、そんなFortClientVPNについて徹底調査してみました!
- FortiClientVPNとは?
- FortiClientVPNが上手く接続できない原因
- FortiClientVPNが上手く接続できない時の解決方法
forticlient vpnとは?
FortiClientとは、Fortinet社が提供しているエンドポイントセキュリティソフトウェアのことです。
企業のPCやスマートフォンなどのエンドポイントを保護し、VPNやZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)を活用した安全な接続を実現します。
VPNインターネット上で仮想的な専用回線を構築して、安全に通信を行う技術のことです。
日本語では「仮想専用線」や「仮想専用通信網」とも呼ばれます。
FortiClientVPNの主な機能としては、以下のようなものが挙げられます。
- マルウェアやウィルスをブロックする
- マルウェア感染が疑わしい端末を自動隔離する
- アプリケーションの通信を監視・ブロックするファイアウォール
- USBデバイスの使用制限
- 基本的なVPN接続機能
色々な機能があるセキュリティソフトウェアで、VPN機能だけの利用であればなんと無料で使うことができます!
お手軽にSSL-VPNやりたいならFortiClient for VPNが良いと思いますよ個人的には・・・
— たきび | 創意ラボ株式会社 (@tadkinos) February 15, 2020
forticlient vpnが接続できない!98%エラーの原因と対処法は?
FortiClientを使用していると、98%でエラーメッセージが表示されることがあります。
98%でのエラーメッセージは、接続プロセス自体はほぼ完了した段階で停止してしまい、ユーザーがVPNに接続できない状態の時に表示されてしまうようです。
このエラーメッセージの原因としては、以下のようなことが考えられます。
- ネットワーク設定の問題
- ソフトウェアの競合
- ドライバーの問題
ネットワーク設定の問題
ルーターやセキュリティソフト(ファイアウォール)の設定が、VPN接続の邪魔をしてしまっているケースです。
設定を見直すことで改善できる可能性が高いので、一度チェックしてみましょう。
ソフトウェアの競合
他のセキュリティソフトやVPNサービスと干渉してしまい、うまく接続できていないケースです。
FortiClientを起動する際に、他のソフトウェアを停止させてから起動させてみてください。
ドライバーの問題
ネットワークアダプターのドライバーのバージョンが影響しているケースです。
アップデートされていない古いドライバーを使用している際に起こるので、最新バージョンになっているかを確認しましょう。
forticlient vpnが接続できない!ステータス別の原因は?
FortiClientVPnにうまく接続できない場合、エラーが発生したパーセンテージによって原因が異なります。
0%・10%・40%など、それぞれの状況ごとの原因をまとめてみました!
10%
10%でエラーが発生する場合の原因は、リモートGWやポートの設定にあります。
エラーが発生した時には、下記のメッセージが表示されます。
Unable to establish the VPN connection. The VPN server may be unreachable.
翻訳すると「VPN 接続を確立できません。VPN サーバーにアクセスできない可能性があります。」となります。
上手くサーバーに接続できていないということなので、入力内容を確認してみましょう。
リモートGWには、FortiGateのSSL-VPN設定画面の「Listenするインターフェース」のアドレスを指定し、ポートは、FortiGateのSSL-VPN設定画面で設定した「Listenするポート」の数字を指定します。
40%
40%でエラーが発生する場合の原因は不明ですが、下記のメッセージが表示されます。
Failed to establish the VPN connection. This may be caused by a mismatch in the TLS version. Please check the TLS version settings in the Advanced of the internet options.
翻訳すると「VPN 接続を確立できませんでした。これは、TLS バージョンの不一致が原因である可能性があります。インターネット オプションの詳細設定で TLS バージョン設定を確認してください。」となります。
48%
48%でエラーが発生した場合の原因は、MACアドレスにあります。
エラーが発生した場合は、下記のメッセージが表示されます。
Your PC does not meet the host checking requirements set by the firewall. Please check that your OS version or antivirus and firewall applications are installed and running properly or you have the right network interface.
翻訳すると「お使いの PC は、ファイアウォールによって設定されたホスト チェック要件を満たしていません。OS バージョンまたはウイルス対策およびファイアウォール アプリケーションが正しくインストールされ、実行されているか、または適切なネットワーク インターフェイスがあるかを確認してください。」となります。
MACアドレス(Media Access Controlアドレス)とは、ネットワークアダプターに割り振られる固有の識別番号のことです。
80%
80%でエラーが発生した時の原因は、ユーザー名やパスワードの誤入力にあります。
エラーが発生した場合は、下記のエラーメッセージが表示されます。
Unable to logon to the server. Your user name or password may not be configured properly for this connection.
翻訳すると「サーバーにログオンできません。この接続に対してユーザー名またはパスワードが正しく設定されていない可能性があります。」となります。
エラー 7200の原因は?
エラーコード7200のエラーが発生した時の原因は、FortiClientのtoken設定値にあります。
FortiClientに設定しているtokenの値を確認してみましょう。
「forticlient vpn 接続できない」について知恵袋などに投稿される質問4選
まとめ:エラーコードごとに原因は異なる!状況に合わせて対応を!
以上、FortiClientVPNのエラーコードについての調査でした!
エラーコードごとにトラブルが起きている箇所が異なり、原因・対応方法も変わってきます。
エラーコードは英語で表示されてしまうので分かりづらいかもしれませんが、翻訳機能などを使用すれば解決にグッと近づくことができるはずです!
落ち着いて対処すれば問題なく解決できるはずなので、この記事を参考にチャレンジしてみてください!
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